『大縄あそび』の二日目。
イベントのタイトルは大縄ではあるが、縄に固執したものではない。
責めには鞭もあり、蝋燭もあり、針もあり。
それでも縄は欠かせない。これまでも自身のショーは縛りがメインの演目であった。
今回は初日に縄のコラボを実現したので、二日目は鞭を主体とした舞台を行った。
181発の鞭…
SMには痛みや苦しみの先の悦びや快感もあることを感じて貰うために。
そしてなによりも二人の絆を感じ取って貰うために。
被虐な行為に恐怖や悲しみを感じるのではなく、絆や互いの想いに涙をする。
観ている者にその世界に引き込まれるような空気を作り出す。
そこにはリアルがあるから…鞭を愛しみながら並べる
身を清めるように体を捧げる
女の命と首を委ね
縄にも身を委ねる
身動きがとれないまま
鞭の愛撫を
右からも
左からも全身に
うっすらと愛撫の痕が
時には激しく
口を塞がれ
痛みに鞭を噛み締める
声に出せない悦び
抱擁に体の力も抜ける
激しい愛の鞭はやまない
強くなればなるほど心の奥に染みる
もうなにも考えられない
心の奥からの叫びに身も心も解放される
立っていることもままならないほどの恍惚
周りにはなにもなく、ただ二人だけの世界
紡いだ糸がほどかれる
それがなぜか悲しい
痛みに耐えるのではない、愛を受け入れるのだ
そして止めどない喜びの涙を流す